【デイサービスでの体操指導のマンネリ化を防ぐには、新しいエクサイズのネタやバリエーションを増やさない方法もあります。】
今行っているエクササイズの内容をそのまま活かす方法です。
そうする事で、新しいエクササイズを習得する時間と労力を省くことが出来ます。
どういう事かと言うと、
一つのエクササイズの伝え方や声のかけ方、進め方を変える事で、その一つのエクササイズを違った切り口で指導する。
(動きは同じなんですが、伝え方に工夫する事です)
その手法を知ることで、他のエクササイズにも取り入れて、そのエクササイズも様々な切り口で指導する…
新しいエクササイズの動きを習得せずに、今あるエクササイズをそのまま活かせます。
指導するときにどの様な事を伝えますか?
- 動きの内容
これは、もちろんですよね。では、
- その動きで強化する・伸ばすところ
(太ももの力をつける、背中の筋肉を伸ばす、など) - その動きの目的
(肩こりの予防、立ち座りを楽にする、など) - その動きを行う事で、利用者様にとって具体的にどんな良いことがあるか?
(洗濯物が干しやすくなる、トイレでしゃがみやすくなる、長く歩けて旅行できるようになる、など) - どこが伸びているか?どこに力が入っているか?
- 伸び感や力の入り感はどの程度?
- そのエクササイズを行った後の身体の感覚は?
(今、伸ばしたところの身体の温かさは?ジーンとほぐれた感は?ちょっと疲れた感?) - 気持ちよく呼吸できたかどうか?
- エクササイズの前後での、その部位の動き易さの違いはありますか?
- エクササイズ中の姿勢やポジションの変化による、伸び感や力の入り感の違いは?
- どの位置まで動かせば気持ちよい?
- どれくらいの動きの大きさなら、違和感なく動ける?
- 今行っているポジションから、ちょっとだけ大きく遠くへ動かしてみるとどう?
などなど‥
まだまだ探せば沢山声掛けのパターンはあると思います。
それを、普段行っているエクササイズにどれか入れていく。
日によって声掛けの内容を変える
同じ声掛けの内容でも、日によって参加者の身体の調子は変化しているので、毎回同じような反応とは限らない、その反応をもとに次の声掛けをする。
マンネリに感じるのは
■エクササイズの形をどうするか?だけに意識するからその形を覚えてしまうと、慣れて飽きてしまう
■実施中、自分の身体への意識よりも、指導者のやっていることに意識が向いているから、そのやっていることが同じだと、慣れて飽きてしまう。
という事は、
◆エクササイズの形は、自身で決める。自身で『効果を感じられるのはどこか?』を探してもらうようなアプローチ
◆指導者のやっている事からそのやっているときの自分の身体の反応へと、意識の向かう方向を変える。
この点に着眼しての言葉がけを意識してみてはいかがでしょうか?
声掛けのパターン、全て行うと時間がかかるし・流れが悪くなりますので、時々に応じて部分的に使ってください、そうする事で、様々な伝え方で一つのエクササイズを指導し続けることが出来ます。
ご相談とかございましたらどうぞご連絡くださいませ。なかなか言葉では伝わらないこともあるかと思いますので、出張指導に伺う事も可能です。それ見て、気づき・学びにして頂ければと思います。
お問い合わせは‥