高齢者指導の現場で説明した内容が伝わらず、
こちらが意図したものと違う動きとなっている参加者がいるシーンは良くあります。

直ぐにその方に対して修正したくなりますが、
【なぜそうなるのか?】を考えることでベターな対応法が見つかるかもしれません。

①指導者の言葉が聞き取れない

周りの話し声や雑音などが指導者の声より大きすぎるのは勿論。
指導者の声が充分な大きさとしても
【周りの音や騒音が気になってそれらが先に耳に入るので、指導者の声に集中できない】
【その場所が反響の良い部屋だとしたら、指導者の声が反響して、聞き取りにくくなる】

②指導者の声は届いているが、それが何を言っているのかが分からない
・耳には声として入ってきているが、こもって聞こえる・サーっとした音の中で聞こえるなど

③はっきりと聞き取れていたとしても、それが何を意味する事かが理解できない
・耳から入った声(音)が何の言葉であるかが脳の中で処理できていない
・言葉が分かったとしても、それを連ねて文章とした時にその意味や内容が理解できない

④はっきり聞こえて内容も把握していたとしても、指導者の動きや仕草などの視覚からの情報が優先されることで内容の動きを行わない。指導者が動くと注意がそこに向かい、耳から情報が入らなくなる。

⑤ご本人が別の事を考えている…(^_^;)

⑥似たような動きでいつも自然に行っている動きに勝手になっている。
ご自身は指導者の言われたようにやっているつもり。

などなど‥
他にも原因や背景を考えられると思います。

なぜそうなっているのか?を
●環境に関する事なのか?
●指導者側の関する事なのか?
●参加者側に関する事なのか?
考察、洞察して、どう対応するか。

その為には、すぐに【▼▼ではなくて○○ですよ!】【◆◆さん、○○してください!】と言ってしまわずに、
ちょっと気持ちの間を作り考えてみる、というスタンスも大切だと思います。