レッスン(エアロやステップなど)で、ウォーミングアップで太ももの付け根のストレッチを行います。
イメージはこの形。

伸ばしたい側(イラストでは後ろに引く)の足(脚ではなくて)は
●足指を曲げて(指先でしっかり床を押して足裏を持ち上げる)
●足首を曲げる(足裏を後ろの方に見せるように)
この2点が足の使い方のポイントですが…


こういう人、結構多いです…。
●足指まげて踏ん張っていない
●足首を曲げていない

実際に、私が形を見せたり口頭で説明しても、修正される方は少数。

修正に至らない理由を推測
●自分のポジションの間違いに気づいていない
●靴の足先部分が硬くて足指を曲げられない
●靴の甲の部分が足に合わなくて、靴の中で脚が不安定だから曲げにくい
●足首が硬い
●私の見せる・口頭説明をスルー(~_~;)
●見えるところ(膝の向きなど)への意識は高いが、足先への意識は高くない

修正されていない方のその後の動きを見ると
●歩くときやステップの上り下りで足音バタバタ
⇒膝や股関節への衝撃大(脚の不調の原因の一つ)
●歩幅が小さい
●片足立ちなどのバランスを取る動きで不安定

これらの傾向がみられます。

また、骨盤の位置が変わってしまうために、太ももの付け根の筋肉(腸腰筋)が充分の伸ばされていない可能性もあります。

【ただ、動きの形や振りを伝えて、出来ているか…を見ているだけでは無いんですよ。身体の使い方までみていますから(^-^;】

◆エアロやステップ、ウォーキングやランニングで膝や股関節が痛くなる
◆片脚で立つときのバランス、歩くときのぐらつきが気になる
◆歩幅が狭い、つま先などを良く引っ掛ける
こういう事に繋がりかねません。

足の指先がしっかり曲がることは

足裏のアーチ形成を促すことに繋がります。
足裏のアーチは、移動時の着地の衝撃を和らげ、静止時にはぐらつかずに安定して立っていられる機能にもなっています。

靴を履いた状態だと

この様に足のつま先がグネっと曲げられるか。
この状態になると、足首が不安定になります。
足首の動き(安定して動かせるか)はすねとふくらはぎの筋肉が関与します。
それらの筋肉がやわらかくて、しっかり力を入れて動かせるか。

更に靴の足首に近い所(靴ひもを結ぶところ)が安定している必要があります。
もしそこがグラグラしていたら、足指でグッと踏ん張ることが出来ませんし、
足首捻挫のリスクも高まります。

ひょっとして、最初のイラストのストレッチが出来ていない方は
靴底の柔らかさが適していなかったり、靴と足のサイズの不一致、靴紐がゆるゆるなど
ご自身の足と靴があっていないかもしれませんね。

膝や股関節、腰などへの意識も大切ですが、
身体を支える足への意識も大切ですよ。

ちなみに、私のランシューズは

足先はしっかり曲がりますし、五本指。
ふくらはぎやすねの筋トレも行っています。
足指の曲げ伸ばしも良く行っています。

ランで膝や股関節を痛めたことが無いのは、少なからずこのお陰からかもしれません。