指導者が陥りやすい
『知っていることを全て伝えなきゃ病』『詳しく伝えたいから、一つの動作で沢山説明を言いたくなる病』
なぜ全て伝えたい?説明を沢山伝えたい?
お客様(参加者)の為?
実は、自分(指導者)の為で自分中心になっているからかも。
指導者は全て知っている、詳しく知っている、だからもし自分が同じことを伝えられても分かる。
では、お客様は?
お客様にとっては、知っていない、初めてのこと。
そんな情報を一度の沢山いわれても…。
【指導者の気持ちで説明する】のと、【お客様の気持ちにたって説明する】のとの違い。
『えーと、まず右腕を上げます、そして横に倒しますが、その時に息を吐きながら倒しましょう、その時の注意点は身体が前に倒れないようにして、目線は真っ直ぐにします。終わったら戻るときはゆっくりと腕を上げて身体の横に下ろします、伸ばす時は体側が気持ちよく伸びるのを感じながら行いましょう』
これを‥
『右腕を上げましょう』
‥‥‥
『横に倒してみましょう』
‥‥‥
『もう一度行いましょう、右腕を上げて‥』
‥‥‥
『息を吐きながら倒してみましょう』
‥‥‥
『そうですね♪』
『からだを真横に倒すと効果的ですよ』
『どこが伸びていますか?』
‥‥‥
これは、一例。
・要らない言葉を省く
・伝えたい指示と伝えなくてもよい指示を、その場の皆さんの動きに合わせて取捨選択
・参加者の気持ちや理解度に合わせて、説明のボリュームや伝える情報の順番を考慮
・こちらが一方的に伝えるのではなく、ヒントを与えて参加者が考えて感じる事で情報をキャッチしていただく。
これらの工夫で、【お客様の気持ちにたって】説明を心掛けたいですね。