健康の為に運動しましょう!
と言われて、『はいはい!』と運動する気になれます?
普段から身体を動かす習慣がある人は、健康の為の運動に抵抗感ありません。
指導者や提供者側が何もアプローチしなくても、運動に取り組んで頂けます。
習慣がない方は、「運動しましょう!」と言われても、
・そのうちいつか‥
・今はまだいいし‥
・わざわざ面倒くさい、疲れる
・大切なのはわかっているけれど
・きついし、しんどいから嫌
・運動苦手だから出来るか不安
今日伺った施設の担当者の方との話、
『映画鑑賞や、サロンだったら来ていただけるのに、体操と聞くと断る方がいらっしゃるの。体操ってキツイとか痛いとか、しんどいと思っているんでしょうね。体操して頑張り過ぎて筋肉痛になったら、それだけで【体操は痛いからイヤ】と思うんですって。』
『周りから無理やり勧められて、仕方なく参加した時に、楽しくなかったし、しんどい事させられて、その結果筋肉痛になったら、そりゃもう嫌や、体操って二度とするもんか‥って思いますよね』
『指導者が、そういう方に対してきちんとコミュニケーションとって、軽減法やアプローチ方法工夫しているか、そういう方の心と身体を理解して指導できているか…ですよね。』
『先生の体操は、特に脳の体操とかは、楽しいし運動しているって感じがしないから、そういう方にも絶対受けてほしいんですけどね~』
『楽しい事した後に、多少筋肉痛になっても、前向きにとらえる事できますよね』
『そうそう、だって山登りした後、疲れた上に足が筋肉痛になるでしょ?でもそれで山登りが嫌になるってあまり聞きませんもん。それって山登ることが楽しいからでしょうね』
『体操もそんな感じで行えたらいいですよね』
高齢者に運動指導する際は、その方が運動に対してどの様に思っているか、を熟慮する必要があります。
前向きに取り組める、無理やり周りが勧めるのではなく、ご本人の意思に基づいて。
運動しましょう、では無く。
『○○までお出かけ出来るようなりたい!』とか、『孫が来たときに一緒に遊べるようになりたい!』とかそんな希望を引き出すようにして。
頑張って身体動かしましょう、では無く、気が付いたら身体が動いていた‥、そんな内容で。
楽しいから知らず知らずに身体動いていて、やった感や達成感を味わうことが出来た。
ちょっと疲れて筋肉痛になったけど、凄く楽しかったからまた次も行きたいと思って頂ける。
内容や声掛け、指導法を工夫して、介護予防や介護施設での運動指導を提供しています。
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