こんにちは。
高齢者の脳と身体の健康運動指導士【石井誠】です。
介護予防の体操で、指導した動きが出来ない参加者がいる時…
このまま進めていいのか?
修正した方が良いのか?
これだと効果にならない…
など、悩むことはございませんか?
私も現場で毎回そのような想い・悩みにぶち当たります。
腰が後ろに倒れ気味で(骨盤が後傾)、背中を丸めながら上体を倒している方も多くみられます。
そんな時、皆さんならどうします?
・修正する?
⇒全体に対して再度説明?その方に対して修正の説明?
・そのまま進める?
私は
①まず、安全性に問題がある場合は修正する。
例えば、バランスを崩しそう・椅子がぐらつく・その方の身体のリスク上無理している…など
②安全性上の修正が必要なければ、その方の参加している気持ちを察したうえで関わりを決める。
出来るかどうか不安という気持ちでご参加なら、『この場に居て安心』という気持ちを持ってもらうために
修正ややり直しの前に、その方の行っている事ややろうとしていることをまず承認する。
③動きの修正を行う時は、修正する内容を伝えるだけでなく
『その修正を行ったら身体の感覚はどうか』『その修正を行う事でどのような効果になるのか』など
受け取った側が『こっちの方が良いかな?』『こっちの方が気持ちいいね』と自ら考えて感じて実践したくなる修正のアプローチを行う。
②で不安な方や初心者の方がいて、安全上問題なければ、修正はスルーするときも敢えてあります。
その方にとっては、きちんとできる事よりもこの場で体操に安心して取り組むことが重要。
参加者が出来ていない時に『修正しないと!』『伝わった動きになっていない…』と悩み考える前に
出来るようにする事や修正が最重要なのか?を考えてみましょう。
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