今、体操中の参加者同士のコミュニケーションには神経を遣います。

介護予防の観点からすると、運動だけではなく社会参加の場づくりという事も大切。
そして、意欲や集中力を高めるためには脳にもアプローチする事も必要。

今までなら、参加者同士でグループになって意見交換やアイデア出し
お題を出して、グループで考えての発表

こういうことが出来ていましたが、今は控えざるを得ません。
これらの事って、すごく脳にいい刺激が入るんですよね。

それに代わる事は出来ないか…。
試行錯誤しての一つが

今まではグループ内でフレイル予防についての取り組みを振り返って、
各自で感想を言ったりこれからの目標を立てて共有する時間を取っていました。

そうする事で、他の方の意見を聞いてモチベーションを上げたり、参考にしてみたり。
他の方から励まされたりして、とても良いコミュニケーションの時間になっていたのです。

その代わりに、皆様にA5のシートをお配りして考えて書いていただきました。

フレイル予防のために
●この1か月取り組めたこと
●やろうと思っていたが出来なかった事
●それを踏まえての次月の取り組み目標

記入の時間は参加者の皆様、脳をフル回転。
◆この一か月の生活を思い出す(記憶)
◆思い出して自分で評価する(判断)
◆それを発表できるようにまとめる(思考)
◆文字化、文章化する(言語中枢)
◆書くという手指の動作(運動野)

詳細に書かれた方もいらっしゃれば、シンプルに書かれた方も
良いんです、その方なりに脳の運動になれば。

一旦預かって、コピー。
原本をお返しして、皆様は目につくところに貼っていただきます(^_^;)
見える化させるって大事ですよね。

私はそのコピーを読んで、次回以降の教室に活かします。
「この運動は、○○○という動作にとても効果的ですよ、そのような目標立てた方は是非参考にしていきましょう」
「家の中で◆◆の時間ってありますか?その◆◆の時間に出来る事ありますか?」
(↑やろうと思っていたが出来なかった事に対してのアドバイスを兼ねて)

このシートの内容に絡めたことを指導の合間に質問などで全体に話しかけていきます。

そうすると、その内容の張本人は
『そっか~~、こうすればいいんだね!』など励まされた気分に。

ご本人以外の方も
『そういう事も出来そうだわ。私も参考にしよう!』
『実は私もそうだったわ、同じようなこと思っている方が居るんやね~~』
など、共有共感することが出来ます。

直接参加者同士で面向けていませんが、コミュニケーションの代用になれば、という想いです。
それにしても、すごく細かく具体的に記入されている人が沢山いて、それはそれで嬉しかったですね。

皆様の意識の高さ、大切に受け止めて指導をこれからも行います。

そこまでカチッとしたことしなくても


ホワイトボードがあれば、私とのやり取りの中で参加者同士の共有共感の時間が取れます。

あるお題で、皆さん答えや意見を言っていただく。
そうすると、ある方の答えに対して
『そっか~~!』
『私もそう思っててん(*^-^*)』
『すごい~~』
『それは無いで~~(苦笑)』
など、面合わさなくても、直接その方と会話しなくても、気持ちの上でコミュニケーション。

シニアの方は女性の方も結構プロ野球見ているんですよ~~~。
楽しく考えてましたね。
男性の方もいたので大方出ました。
(横浜って今何だったっけ?でその球団だけ出ませんでした)

地元ネタは盛り上がりますね。
兵庫県の市を言ってもらいました。
旅行で言った場所など思い出されたのでしょうね。
途中詰まったら、私がヒント(花組雪組と言えば‥、黒豆と言えば‥など)

コロナ禍でも、皆様の脳を使って社会参加の意欲をキープしていただけるように。