自宅で運動しましょう!と言われている世の中、
体操の動画がサイトにあふれています。
●アスリートや芸能人が普段行っているトレーニングを紹介するもの
【そのアスリートの日常を知る楽しみ】
【動画からのアスリートの想いやパワーを受け取る】
という趣旨もあるかと思います。
なので、
『いやいや、これは一般の方には強度・難度高いやろ…』
『これ、肩や腰の痛みのある方には禁忌の動きに近いなあ…』
というのもあるので、一般の方はそのまま取り入れるかどうかは注意する必要があります。
競技と健康(フィットネス)は全く同一ではない、という事は広く一般の方には知っていただきたいところです。
●介護施設向け・高齢者向けの健康体操動画
動画サイトを見ると、もうホンマに沢山ありますよね。
介護施設の方が
医療の専門家が
運動指導者が
様々な分野の方が発信されています。
ちょっとお笑い系統に走っているものもあったり…(^_^;)
楽しいのはイイのですが、自分や自分の家族の為に動画を選ぶときに
楽しさよりも大切な選ぶ基準があります。
それは【安全性】です。
安全性を見る上でのポイントとして【座るときの足幅】に着目してください。
上のイラストの女性の足幅、狭いですよね。
この状態で
このような身体を左右に倒すような動きを行うと、側方に椅子から転げ落ちる危険があります。
「え~そんな大げさな」
と思われるかもしれませんが、介護予防や介護施設の運動指導に参加する高齢者は
ちょっとした左右の重心移動でもバランスに関する影響は大きいのです。
色々な動画を見ていると、
足幅が狭い・足を揃えている
動画を見かけることがあります。
そのような動画を参照する際は、注意してくださいね。
このように、脚は腰幅くらいに広げて、安定性を保って行える動画を選んでいただいたら
イイかと思います。
足幅と安定性についての考え方・詳しい解説
その考え方や解説を知る事で参加者の意欲を高めたり・やる気を引き出す指導スキルが身につくんです。
それは、今後研修等でお伝えできればと思います。