動きの伝え方には2つの伝え方があります。

1つは言葉による伝え方(バーバルキューイング)

もう1つは身振り手振りによる伝え方(ビジュアルキューイング)

この2つを組み合わせて、利用者様に分かりやすく伝える工夫が必要です。

●腕を胸の前で組んで背中を丸めて、背中を伸ばすストレッチを指導します。

背中を丸めずに上体を前に倒している利用者様がいた時に

『背中を丸めるようにしましょう』とか『腰を後ろに倒しながら行いましょう』と

言葉で指示します。

しかし、それでは伝わらないかもしれません。

そんな時は、指導者が実際に正しい動きを見せる事により、伝わるかもしれません。

しかも、その見せ方にも工夫がいります。

正面から見せる・側面から・背面から‥など見せる角度にも配慮が必要です。

また、いきなり導きたい動きを見せるのではなく、

ストレッチに入る前の正しい姿勢と伸ばす姿勢の違い
悪い形と正しい形の違い
正しい形に持っていくまでの、段階別ポジション

など、伝えるポイントを強調する工夫も必要です。

そして、動きを見せるだけでは伝わらない動き方のポイントや注意点などを口頭で伝える事で、

利用者様は視覚と聴覚と両方から情報を受け止めることが出来ます。

例えば
『おへそを背中に引き込むように』『大きなボールを抱えるように』
『肩の力を抜いて』
など。

伝える情報により、ビジュアルで伝えた方が良いか、バーバルで伝えた方が良いかを
判断して、バランスよく組み合わせて伝える事で、利用者様にとって分かりやすい体操指導が行えます。

時々、動きの説明や注意点を沢山言葉で伝え過ぎている体操指導を見かけます。

そのような体操指導ですと
・実際に動き真面目るまでに時間がかかり、利用者様の集中力が続かない
・一度の沢山の情報量の為に、充分理解できない
・体操の流れが滞る

そうすると、場の雰囲気にも影響します。

ビジュアルによる伝え方とバーバルによる伝え方
工夫はされていますか?

やたら口頭で説明して、喋り過ぎの為に指導に疲れる‥という事の解消にも役立ちます。

一度振り返ってみてはいかがでしょうか?

このスキル、体操指導だけでなく他のレクリエーションや活動、介助動作などにも応用することが出来ます。

皆様の指導が、ビジュアル・バーバルのバランスが良くて効率的か、ご希望ありましたら、見学・アドバイスに伺う事も可能です。

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