前回、ストレッチでは身体は柔らかくならない!とお話しました。

では、どうすれば柔らかくなるのか…。

柔らかくしたいのは、筋肉ではなくて心(気持ち)かもしれないという事。

 

筋肉が硬いのはその筋肉が緊張しているから。

筋肉が緊張しているのは、気持ちが緊張しているから。

 

では、その気持ちの緊張を解きほぐすことが出来たら…。

 

なぜ気持ちが緊張するのか。

周りの環境や自分自身の心からくるストレスもあります。

それを改善するのは、それぞれの分野の専門家にお任せするとして。

 

私たち運動指導者はやはり身体が原因で緊張するところに着目。

では、身体が緊張しないような動きへ導けばいいのです。

それは、気持ちが緊張しないような動きを行う事。

つまり痛みを感じない、違和感を感じないような動きで行う事。

ところで、人間って痛みとか違和感を感じたり、気にしだすと、意識が痛みや違和感の方へ向かってしまいます。痛くない様にと思っていてもついつい痛いのを感じよう・探そうとするんです。

 

例えば、頭が痛い時

『痛いなあ、痛いなあ』とそのことばかり気になっている時もあれば、何かに熱中していたり、何か楽しいことがあるとその時だけ痛みを忘れている事ってありませんか?

 

腰が重だるい時

ゆったり過ごしている時は、辛く感じていても、忙しく慌ただしく動いている時は一瞬痛みを忘れている事ってありませんか?

 

では、ストレッチしている時

無理に伸ばして痛い!と感じている時は、痛みを感じる方に意識が向かうって事だから、楽だなあ・気持ちいいなあって感じてると痛みを忘れることに繋がります。

 

では、楽だなあ・気持ちいいなあって感じるには?

 

・伸ばす前に緩ませる・解す事

・自分の中で、『こうすると気持ちいいんだぁ』『このポジションだと楽だぁ』と気づく事

 

次回、一例をご紹介します。