身体を柔らかくするためにストレッチを…と言いますが、やり方を間違えるとそのストレッチが逆に肩や腰の緊張を増幅するかも。

 

筋肉を傷めてしまう、一層伸びにくくなる恐れもあります。

よく見かけます。

痛いのを我慢して伸ばそうとするストレッチ。

頑張って伸ばそうとして、顔が必死のストレッチ。

表情が険しくて、呼吸に意識が向かないストレッチ。

 

集団で指導していると、そういう方がチラホラいらっしゃいます。

出来るだけ、そうならないように指導はするのですが、如何せん集団指導は個別の対応に100パーセント対応できないので、伝わる方とそうでない方がいらっしゃいます。

(パーソナルや小規模のグループ指導なら、きちんとお伝えしてそうならないように指導させていただきます)

 

なぜ固くなるのか…。

それは、筋肉を使わないことによる拘縮と心理的なもの(ストレスや緊張)から来るものなどが考えられます。

 

どちらにしても、硬い状態というのは血流が悪くなり筋肉に疲労物質がたまりやすくなっている状態。その疲労物質が神経を刺激して痛みを感じます。

そして、痛みを感じる事でますます緊張し、筋肉を強張らせるという悪循環が生じています。

 

ということは、痛みを感じるような事をさせると、ますます筋肉は硬くなる方向に向かうかもしれません。

『あいたっ!』と感じた瞬間に、身体が硬くなります。

 

高齢者で肩が上がりにくいのに無理して上げようとする。上げることで背中や体側がストレッチになると思って。

身体が硬い男性が無理して腰を前屈しようとする。深く曲げることで腰や太もも裏がストレッチできると思って。

これらは、間違い。

では、どうすれば正しくストレッチが出来て、体が柔らかくなるのか。

 

ヒントは

柔らかくしたい、伸ばしたい、のは筋肉ではなくて、心(気持ち)かもしれない、という事。

 

その心にアプローチするストレッチの持っていき方があります。

 

続きはまた後日お伝えします…。